瓦紋


秀吉・輝政によって築かれた姫路城は、西国の外様大名を見張る重要な位置にあったため 城主には本多忠政以来、徳川譜代の重臣が選ばれ、城主には西国探題としての能力がなければ、仮借なく国替えが行われました。そして歴代城主はその使命と面目にかけて、この城の修理補強に勤めたわけです。今日、軒先に見られる各種の瓦紋は、こうした城主の努力と激しい変遷を物語っています。

  掲載作品は、この瓦紋を姫路白なめし
  革細工のモチーフの一つとして取り上げ、
  あえて彩色を施さずにあっさりとした
  仕上げを目指しました。
 


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